プロ野球「名勝負&オールスター珍事件」舞台裏 (3/5ページ)

日刊大衆

「高卒1年目となる86年の“初出場で初本塁打”や、年の剛球を左中間に叩き込んだ与田剛(中日)との勝負など、記憶に残る場面はたくさんありますね」(スポーツ紙デスク)

 中でも特筆すべきは87年。桑田真澄(巨人)との「KK球宴初対決」だろう。高校野球のスターだった桑田と清原。対決の舞台となったのは甲子園だった。「結果は、桑田のストレートを清原がホームラン。あのとき、捕手の山倉和博(巨人)は外角に構えていましたが、桑田の投げた球は内角高め。真っ向勝負を挑んだのは、間違いないでしょうね」(前同)

 軍配は清原に上がったが、2打席目はオールストレートで桑田が抑え込んだ。「試合後、桑田は“今日だけは小細工したくなかった”とコメント。清原は“いつかはやられますよ”と桑田を立てていましたが、2人の対決はいつも真剣勝負。だからこそ、引退までKK対決がファンをひきつけたのでしょうね」(同)

■空前絶後の9連続奪三振

 さて、“お祭り男”と呼ばれるのは決まって打者ばかりだが、ときには投手が主役になる場合もある。71年の第1戦は、その典型。そう、江夏豊(阪神)による「空前絶後の9連続奪三振」である。「江夏は前年、5連続を含む8奪三振をマーク。実は試合前、“今年は9連続を狙う”と予告していたんです」(前出の元記者)

 そして、この試合に先発した江夏は、先頭打者の有藤通世(ロッテ)から9番の代打・加藤秀司(阪急)まで、バッタバッタとすべて三振に討ち取ったのだ。まさに、有言実行となったその投球はすさまじく、味方さえ舌を巻いた。「川上哲治監督から、冗談で“おまえ打ってみるか?”と聞かれた柴田勲(巨人)は、即座に“イヤです!”と返答。セのベンチは大笑いに包まれました」(前同)

 しかし、記録はこれで終わりではない。江夏の奪三振は、前年から数えると14人連続に。加えて、この年の第3戦でも三振を奪ったので、2年越しで「15人連続奪三振」という驚くべき数字になっているのだ。

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