王貞治、KKコンビ、ハンカチ王子…夏の甲子園「伝説の名勝負」舞台裏 (3/6ページ)

日刊大衆

まさしく“鉄腕”でした」(同)

 一方、松坂に敗れたPL学園だが、甲子園では数々の名勝負を生んでいる名門でもある。中でも、1983年第65回大会の準決勝。やまびこ打線の池田(徳島)と、PL1年生コンビの激突は、まさに伝説の一戦だ。「池田は、前年夏と同年春の優勝校。一方、当時のPLは、強いチームとは言えず、甲子園出場を決めて“番狂わせ”と報道されたほど。1年生の桑田真澄清原和博がレギュラーに抜擢されたのも、そんなチーム事情があってのことでした」(地元紙記者)

 優勝候補筆頭が相手でも、PLはそれまで通り、1年生の清原を4番に置き、桑田を先発登板させた。「実は、桑田は前の試合で右手の痺れのために途中降板。しかし、中村監督はまだ痺れが残る桑田に、賭けたのだそうです」(前同)

 だが、フタを開ければ、桑田は期待に応え、強打の池田を完封。自らホームランも放ち、7対0で勝利を収めた。「試合前、上級生は諦めムードで“今日は、どうせ負ける。せめて10点以内に抑えろ”と桑田に語っていたそうです。逆に桑田は、それでプレッシャーが和らいだようですね」(同)

 この試合は、KKコンビ時代の幕開けとなり、5季連続で甲子園に出場。優勝2回、準優勝2回という素晴らしい成績を残す。ただ、そんなKKコンビでも、成し遂げていないことがある。それは「春夏連覇」だ。

■甲子園の春夏連覇を達成

 1987年の第69回大会では、後輩たちがその偉業を達成する。この年のPLは立浪和義、片岡篤史、野村弘樹、橋本清、宮本慎也と、のちにプロ入りする選手が5人も在籍していた。KKコンビの2学年下となる立浪は当時の様子を、こう語る。

「この年は春に優勝して、夏は最初から連覇が期待されていましたが、とにかく大阪を勝ち抜くのが大変で。

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