王貞治、KKコンビ、ハンカチ王子…夏の甲子園「伝説の名勝負」舞台裏 (5/6ページ)

日刊大衆

でも、諦めていたのは僕一人だけだったみたいです」(前同)

 その後、報徳が荒木を攻め、9回裏、土壇場で同点に追いつくと、延長10回サヨナラ勝ち。最後のホームを踏んだのは金村だった。「僕は、この試合で初めて“野球はチームでやるスポーツだ”と思い知らされました。エースで4番だったので、一人で野球ができると勘違いしていたのかもしれない。チームのすごさを感じました」(同)

 この後、金村は優勝投手に輝き、荒木に負けないスター選手となる。

■ハンカチ王子vs後のメジャーリーガー

 2006年第88回大会の決勝では、同じく早実(西東京)の斎藤佑樹が、駒大苫小牧(南北海道)の田中将大と、白熱した投手戦を繰り広げた。コーナーをつく、丁寧なピッチングを見せる斎藤と、剛球勝負の田中。対照的な2人の投げ合いは、延長15回でも決着がつかず、1対1のまま引き分け再試合に。翌日、ベンチスタートとなった田中に対し、斎藤は再び先発のマウンドに立っていた。「引き分けの直後から、斎藤は翌日も投げるつもりだったようです。宿舎では針やマッサージ治療で、とことん回復に努め、酸素カプセルまで利用したのだとか」(スポーツライター)

 これが運命を決めたのか、斎藤は再試合でも好投を見せ、最後は途中登板していた田中から三振を奪ってゲームセット。4対3で早実が優勝し、斎藤は“ハンカチ王子”として国民的スターに。一方、敗れた田中も、今やMLBを代表する大投手となったのは、言うまでもないだろう。

 記憶に新しい名勝負では、昨年の第101大会。3回戦の星稜(石川)対智辯和歌山(和歌山)の試合は、新時代の甲子園を予感させる一戦となった。「星稜の絶対的エース・奥川恭伸に、智辯和歌山は継投で対抗。

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