志村けん、石原裕次郎、渥美清…昭和のスターが本誌に語った「日本を元気にする!」魂の言葉 (4/5ページ)

日刊大衆

「(僕は)色のついてるのは、好きじゃないんです」

■長寿シリーズの雄も

 テレビ界に君臨した萩本欽一(79)は、2010年9月8日号で、笑いへの思いを、しみじみと語った。「できれば生涯、笑いで通したい。“やってて、とっても幸せな気分だったよ”っていってさ。いつまでも。笑いがあって、笑いができて、笑えて死ねて、こんな幸せなことはないよ」

 藤田まこと(享年76)が取材に応えてくれたのは1964年11月26日号。『てなもんや三度笠』(TBS系)で一世を風靡していた頃だ。三枚目を志望した理由について、こう述べた。「二枚目でポッと出て来て、ス〜ッと消えてしまうより、いつまでも長持ちしたほうがいいと思いましてね」

 実際、藤田の長い顔は大衆に愛され、『必殺』『はぐれ刑事純情派』『剣客商売』と長寿シリーズを多数生むことになるのだ。

 長寿シリーズといえば、『男はつらいよ』を抜きに語ることはできない。日本中を笑わせた渥美清(享年68)は、『男はつらいよ』出演以前の63年9月26日号で注目発言をしている。「日本一の色男であるための条件は?」なる質問に、こう答えたのだ。「ふられても、ふられてもいじけない男だな。そんなのは、なかなかできないものだよ」

 毎回、マドンナにふられると、柴又を飛び出していくものの、次の作品では新しい恋を見つける寅さん。シリーズが50作も作られた裏には、渥美のこの哲学があったのだろうか。

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