現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【中部&近畿編】 (5/14ページ)
【駿河国】
遠江とは打って変わって心が狭くて不実な性格で成長せず、ちょっと嫌なことがあると鬱っぽくなって立ち直れないメンタル。
何かと言えばケチをつけ、互いに貶し合うしょうもない人々である。
【伊豆国】
良くも悪くも気が強く、生まれつき純朴であるが移り気で、ちょっと気に入らないとすぐに裏切ってしまう。
こいつらを統治するには(裏切ったらどうなるか、耳目を)よく脅しつける必要がある。
とりあえず作者は遠江国でよい思いをして、駿河国に何か恨みがあり、伊豆国を見下していたのであろうことは察しがつきます。
遠江国については、信濃国の隣にしては、なかなか高評価なのではないでしょうか(こう上から目線では、あんまり嬉しくないでしょうが)。
愛知県(尾張国・三河国)【尾張国】
この国は良くも悪くも「突っ走る」者が多く、ずる賢さとワガママさゆえに善よりも悪に染まりやすい。
無駄な騒々しさとフットワークの軽さが特徴で、浮わついてはいるが勇敢で、隣の三重県(伊賀国・伊勢国・志摩国)3か国が束になっても敵わないほど。
それがゆえに昔から謀叛や一揆が多く、戦乱の中で英雄も輩出されるが、下民たちは頑固で困る。
まぁ、中ランクの国ってところか(中の風俗の国といふべし)。