どう違う? 「寂しい」と「淋しい」の意味 (1/4ページ)

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どう違う? 「寂しい」と「淋しい」の意味
どう違う? 「寂しい」と「淋しい」の意味

「さびしい」は、「寂しい」か、「淋しい」か? どちらの漢字を使えばいいのか? パソコンで入力変換しようとすると、どちらも出てきますよね。

一般的な言葉なので、仕事でも日常でも使う機会は少なくないはずです。ビジネス文書ではどちらを使えばいいのか、口頭ではどうか……など、悩むこともありますよね。

今回は、「寂しい」「淋しい」の意味や使い分けについて解説します。

■「寂しい」と「淋しい」の意味はどう違う?

ここでは、「寂しい」と「淋しい」の意味を紹介します。

◇「寂しい」「淋しい」は同じ意味

「寂しい」と「淋しい」のそれぞれについて辞書を引こうとすると、単独ではなく、両方合わせて1つの言葉として意味の説明が記載されています。

さびしい【寂しい・淋しい】 本来あった活気や生気が失われて、荒凉としていると感じ、物足りなく感じる意。 (1)もとの活気が失せて荒廃した感じがする。 (2)欲しい対象が欠けていて物足りない。満たされない。 (3)孤独がひしひしと感じられる。 (4)にぎやかでない。ひっそりとして心細い。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)

「さびしい」にも、いろんな理由からの「さびしい」状態があるのだと分かりますね。

「寂しい」も「淋しい」も意味は同じで、物や人など何らかのあるべき対象が欠けたり、活気がなく荒んでいたりすることから、孤独を感じ、心が満たされない様子を表す言葉だと考えられます。

したがって、「寂しい」と「淋しい」のどちらを使っても、国語的に間違いではないといえます。

◇「寂」と「淋」ではニュアンスが異なる

とはいえ、「寂」と「淋」は違う漢字なので、もし違う意味であれば使い分けることで、ニュアンスの違いを表現でき、意味がさらに伝わりやすくなるかもしれません。

そこで、それぞれの漢字について意味を調べてみます。

【寂】さび・さび(しい)・さび(れる)・セキ・ジャク 音がなくひっそりしている。しずか。

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