知ってる? 「淡々」と「坦々」の違い (3/6ページ)

マイナビウーマン

◇「たんたんとした口調」の場合、どちらの言葉を使うのか?

以上のことから判断すると、「たんたんとした口調」と平仮名で書かれている場合には、「淡々」を使うのがふさわしいでしょう。

ただし、言葉の発音に抑揚がなく、平らな道のように感じさせる口調だという意味でなら、「坦々とした口調」と書けないわけではありません。

表現する対象が「色・味・時間・日々・口調」など抽象的である場合、「淡々と」「坦々と」の書き分けは、主観に左右されることがあるので注意しましょう。

一方で、「たんたんとした道」は、「坦々とした道」です。「淡々とした道」とは書けません。

表現する対象が、「土地・道路」など物理的な物である場合には、明快に書き分けられます。

■同義語として誤用されやすい「淡々と」と「粛々と」の違いとは?

さて、次に音は違いますが、意味が似ていることから判断がつきにくい「淡々と」「粛々と」の違いについても説明します。

◇「粛々と」の意味は「静かにひっそりとした様」

「粛々」を辞書で引くと、次のように書かれています。

しゅくしゅく【粛粛】 (1)つつしむさま。 (2)静かにひっそりしたさま。 (3)ひきしまったさま。 (4)おごそかなさま。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)

上記から判断して、「粛々と」は、静かにひっそりとした様子や、引き締まった厳かな様子を意味する言葉です。

◇「粛々と」と「淡々と」の違い

「淡々と」「粛々と」は、静かな印象があることでは少し似通っています。

ただ、「淡々と」の静かな印象がぼんやりした、捉えどころのなさからくる静かさであるのに対し、「粛々と」には意図された静かさが感じられ、厳かな緊張感があります。

例えば、葬儀などで「彼は粛々と喪主を務めた」とあれば、感情の起伏を抑え冷静であろうとしている緊張感や厳かさが感じられます。

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