現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【中四国&九州編】 (3/14ページ)
神仏を尊重するのは日本人の常識だけど、この国の連中はどいつもこいつも神を拝むパフォーマンスばかりだ。
【石見国】
石見国は丹後国と同じで、よいのは鷹や隼ばかり、人間はロクなのがいない。誠実な者は千人に一人いるかどうかで、なまじ知恵がある者は悪だくみばかり。どうしようもない。
【隠岐国】
全体的に軟弱で勝手気ままな連中ぞろい。知夫利郡の者は例外的に誠実で頼もしいが、海部、周吉、穏地郡の連中は風になびく草のように、善にも悪にもただ流されるだけ。
辺鄙な離島だが、まぁ石見国よりははるかにマシである。
出雲国と言えば、毎年10月に全国の神々が集まる「神在月(かみありづき)」の本場。
しかし信心深い地元の人々に対して「どうせ心がこもっていないパフォーマンスだろ?善悪を考える頭もないくせに」と皮肉るのがこの作者の真骨頂。
石見国でまともなのは鷹と隼ばかりで、人間はロクでもない……まさに丹後国(京都府北部)でも同じことが言われていました。
そして隠岐国……たぶん作者は知夫利郡にしか行っていなくて(あるいはそこ出身の者しか知らなくて)、後はテキトーに言っている感がします(それなら無難な誉め言葉もあろうに、と思いますが、そこをあえて貶すのが作者クオリティ)。