性別を偽っていると空港で尋問され辛い思いをしたロシアの女性パワーリフトチャンピオン (2/3ページ)
その時、ベンチに横たわりウエイトを持ち上げる運動を代わりにしていたトラエバ選手は、パワーリフティングの面白さに情熱を見出すようになり、トレーニングは1日最大12時間にも及ぶほど夢中になった。
やがて、トラエバ選手は女性パワーリフターとして世界やヨーロッパの選手権で優勝を重ね、世界的にトップの座を獲得した。
果たして、この厳しいトレーニングによりトラエバ選手の外見は激しく変化した。筋肉が膨らみ、顔も男性的になり、髪が短くなって剥げ始めるとますますマッチョな男性的外観が強調されるようになったのだ。
メディアやSNSでは男性的な容姿が注目を浴びるようになったものの、トラエバ選手自身は自分が100%女性であることを認識し続けてきた。しかし、最近サンクトペテルブルクの空港で屈辱的体験を味わったことを明かした。
・性別について航空会社や警備員から質問攻めに
サンクトペテルブルクから故郷クラスノダール行きの飛行機に搭乗するため、トラエバ選手が航空会社Utairのチェックインカウンターで手続きをしようとしたところ、職員に「パスポートでは性別が女となっている」と指摘され、質問攻めにあったという。
警備員にも、女性と偽った男と信じられて通過を拒否されました。チェックインカウンターでは、列に多くの人が並んでいるのに子供のように叱責されたのです。
私の性別を証明しろと、スタッフは私にデリケートでプライベートな質問を無神経に繰り返しました。普段は男と女のどっちでいるのか、またベッドの中ではどうなのか、といったことを何度も何度も尋ねられたのです。
列にいた搭乗客全員が聞き耳を立てていることがわかり、私はなんとも言えない無力感に襲われました。
トラエバ選手は、何度も自分は女であり女と認識していることを丁寧に説明しようと試みた。その結果ついに搭乗を許可されたが、後にUtairに苦情を訴え、この1件をSNSでシェアし、次のように航空会社を非難した。