LGBT巡る問題発言の足立区議、「普通」発言はどこから? ステレオタイプ形成の背景は (1/2ページ)

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 9月25日の足立区議会の定例会で、自民党の白石正輝議員が「L(レズビアン)やG(ゲイ)が法律で守られているじゃないかというような話になったのでは足立区は滅んでしまう」と発言。少子化問題を同性愛と直接結び付けたことが問題視され、物議を醸している。

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 これについて白石議員は、6日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、取材に対し「差別したり蔑視するような考え方はまったくない」としながらも、「普通の結婚をして子どもを産んで育てることがいかに人間にとって大切なことか。このことを子どもたちに教えなくちゃしょうがないだろうと」と説明した。

 同番組でお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜は、「『普通』って言われることで、『自分は普通じゃないんだ』って感じてしまって心が傷ついてしまう方もたくさんいらっしゃると思う」「人と人とが一緒に生きていくのに必要なのって、愛であって、そこには性別とか関係なく互いに愛が持てるかどうかだと思う」などと主張し、ネットでは多くの人からの賞賛を得ている。

 白石議員のいう「普通」が指すものとは、白石議員の周囲の環境や社会経験から生み出されたステレオタイプである。「ステレオタイプ」とは、何かに対する極端に単純化された固定的なイメージのことをいう。ステレオタイプは社会に適応していく過程で形成されるもので、同世代の人々や家族といった、自分の所属する集団と共有していることが多い。

 白石議員の発言からは、男女が結婚し、女性が子どもを産むのが「普通」であり、それ以外は異端だと認識していることが分かる。LGBTQとそうでない人との人口比率を考慮すれば、ここまではよくある傾向と言えるかもしれない。しかし、こうしたステレオタイプを盲信したり、極論を用いて強調し過ぎる場合、偏見や差別を生みやすくなるだけでなく、偏見の対象となる人々にストレスを与えてしまう恐れがある。

 ステレオタイプには他にも様々な内容のものがあり、集団に所属して生活し、人と関わり合う中で形成されていく。

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