背伸びせずに、ありのままで。吉高由里子から学ぶ“自分らしさ” #あの人の自己PR力 Vol.5 (3/7ページ)
障がいのある方々から学んだこと

ーー視覚に障がいのある役を演じるのはたいへんだったと思いますが、明香里を演じてみていかがでしたか?
とにかく最初はわからないことだらけだったので、視覚障がい者の方たちの施設に行って、メイクや料理の仕方、道の歩き方なんかを習ったんです。なので、知らないことを知っていくっていう、ほんとに久しぶりの新鮮な感じがありました。
物語はせつなかったり儚かったりするんですけど、撮影中はすごく優しい気持ちでいられました。
ーー新しいチャレンジをすることで、役者として新たに気づいたことはありましたか?
今まで障がいのある方たちとちゃんとじっくり話したことがなかったんですけど、今回いろんな施設で耳だったり目だったりに障がいのある方たちと話していて気づいたのが「全然ハンデと思ってないんだな」ということ。健常者の方よりも力強い生命力を感じたんです。
わたしはそのことに心がすごく震えて、この映画を通じてそういう方たちと会って話せたことは自分にとってすごく大きなものになったなって感じました。
ーーご自身と明香里に共通点はありますか?
わたしは結構人に甘えちゃってる部分が多いというか、スケジュールですら自分で把握できてなかったりするんですけど、明香里さんはひとりでなんでもやっちゃうのですごいなって思います。志というか、気持ちが。頼れる人もいないでしょうし、自分で自分を奮い立たせて……っていう感じなんでしょうね。