顔見知りとの挨拶は「まるで居合斬り」 すれ違い時の探り合いを描いた漫画に共感集まる (2/3ページ)
2人は顔見知りのようで、黒髪の男性は前方をチラリとうかがいながら、
「まだ挨拶するには遠い...
そこまで仲良い関係じゃない」
と声をかけるタイミングを図っている。対する茶髪の男性は、スマートフォンを見ながら歩いているらしい。画面に夢中で、前から歩いてくる知り合いに気付いていないのかと思いきや...

相手も気付いている...(秋野ひろさんの作品、編集部でトリミング)
「気付いてないフリ」だったらしい。しかし、気まずそうにスマホを見る表情から、本当は気付いていて、彼もまた挨拶のタイミングを図っていることは筒抜けだ。
互いに「いつ声をかけるべきか」と探り合っているこの状態を、秋野さんは「まるで居合切り」と表現している。

「ダサめの大和魂」(秋野ひろさんの作品、編集部でトリミング)
ジリジリと互いに近寄りながら、声をかけられる「間合い」に相手が入ってくるのを待っている...というわけだ。
秋野さんの場合、遠くにいる知り合いが目に入った時点で、とりあえず顔を伏せるという。
対象となるのは、「授業のグループディスカッションを一緒に行ったことだけある人」、「仲のいい友達の彼女」、「同じサークルの幽霊部員」など。
確かに、意気揚々と挨拶しに行くにはためらってしまう関係性の人々だ。
「だいたい3メートルくらい先の下の方を見ながら歩いて、足が目に入ったら声をかけます」
と秋野さん。漫画で茶髪の男性がしているように「気付いてないフリ」をすることもあるという。