チェーン店デザイン日本一の設計士が明かす、「リピートするお店」と「二度と行かないお店」の違いとは (1/5ページ)
コロナ禍で厳しい状況が続く飲食業界。その中でも、繁盛する店がある。
この苦境の中でも繁盛の兆しを見せる店は一体何が違うのか。
これまで20年以上にわたり、名だたる外食チェーン店の設計デザインを手掛けてきた大西良典氏。?野家、すき家、なか卯、ココス、とりどーる、すた丼、かつや、フレッシュネスバーガーなど、誰もが入ったことがある外食チェーンの設計をしてきた。
そんな大西氏による『コロナ危機を生き残る飲食店の秘密』(扶桑社刊)は、飲食店の集客のヒントが詰まった、まさにマーケティングの教科書的な一冊だ。
本書を上梓したばかりの大西氏にお話をうかがい、その頭の中にある様々な視点を教えてもらった。
(新刊JP編集部)
■「飲食業界や関連業界に対して自分が何か貢献できないかという気持ちで」――『コロナ危機を生き残る飲食店の秘密』についてお話をうかがえればと思います。事例はチェーン店オンリーですが、広い業界で使える、すごく濃密なマーケティングの本でした。読者ターゲットはどこに置いていたのですか?
大西:おっしゃる通り、この本にはチェーン店の事例しか書いていないのですが、読者のターゲットはチェーン店経営者ではありません。
この本の帯裏に書かせていただいたメッセージが全てで、自分がこれまでビジネスをしてこられたのは、飲食店のおかげです。でも、コロナ禍で飲食業界をはじめ、飲食に関わるメーカーさん、食材屋さん、商社さん、そういった業界含めて全体の数字がかなりしんどい状態にあります。そういう状態にある飲食業界や関連業界に対して自分が何か貢献できないかという気持ちで書いたのがこの本なんですね。
だから、ターゲットをチェーン店経営者にするつもりは全くなく、飲食業界に限らずさまざまな業態でビジネスをされている方々に読んでほしい。