ハイビスカスの種が納豆に…! 世界に広がる驚きの納豆文化 (2/6ページ)
不思議な香りがするでしょう? ただ、この袋をずっと開けておくと納豆に匂いが部屋中に充満してしまうので、終わったら速やかに戻します(笑)。
そして、こちらからブルキナファソのスンバラ(パルキア納豆)ですね。(写真参照)

――これは納豆の匂いを強く感じます! 驚きです。大きくて球状になっていますが、どうやって使うんですか?
高野:臼に入れて杵で砕いて、ご飯の上にかけたり、調味料として料理に入れたりします。
――スンバラの炊き込みご飯があるとか。
高野:そうですね。砕いたスンバラを米の中に入れて炊き込んでしまう。
――「スンバラ飯」という名前をつけていましたが、分かりやすい。
高野:覚えやすくていいですよね。フランス語で「リ・オ・スンバラ」と呼ばれているんですが、「カフェ・オ・レ」と同じような語感ですよね。
――ブルキナファソではハイビスカスやバオバブの種で作る納豆が出てきます。こうなってくると「納豆とは一体何ぞや」という疑問が浮かんできます。大豆を藁に包んで作るものという既成概念が壊れました。
高野:納豆の定義って難しいですよね。大豆とは限らないわけだし。どこまでが納豆なのか。でも、無塩で発酵するということってすごいことだと思うんです。そして、それこそが人間にとって重要なことじゃないかと。
食品を保存するには塩漬けが基本だけれど、塩を使わなくても、発酵させて保存がきく状態にできるという手法はなかなかないんですよね。
――まさに辺境で納豆が食べられているのはその理由ですよね。