人間の体が突然燃える「人体自然発火現象」の謎を科学的に検証する (3/5ページ)
批評家は、ありえない現象を正当化しようとしているとして、ディケンズを批判したが、彼は当時、記録されていた30の事例を示す現実の研究があることを指摘したという。
チャールズ・ディケンズの『荒涼館』の中の人体自然発火のイラスト / image by:public domain
・人体自然発火現象のおもな共通点
1938年、ブリティッシュ・メディカルジャーナルで、人体自然発火現象の話題が取り上げられたとき、L・A・ペリーは記事の中で1823年に出版された『法医学』の本を引用した。それによると、人体自然発火現象にはいくつかの共通の特徴があるという。
・犠牲者は慢性アルコール中毒。
・犠牲者は年配女性が多い。
・体から自然発火しているが、火のついたものに接触したケースもあった。
・手や足先は燃えずに残っている。
・遺体に触れていた燃えやすいものには、ほとんどダメージがない。
・体が燃えた後には、脂のようなものや強いにおいのする灰が残り、あたりに不快な空気が漂う。
アルコール中毒が、人体自然発火に大きく関与しているようにみえる。
ヴィクトリア時代には、アルコール中毒がSHCの原因の一部だと考えた医師や作家者もいた。

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・科学的に有力な仮説:ロウソク効果
アルコール中毒以外にも、人体自然発火の原因についてはいくつか説がある。燃えやすい体脂肪、多量のアセトン、静電気、メタンガス、バクテリア、ストレス、果ては神の介入などなど。