人間の体が突然燃える「人体自然発火現象」の謎を科学的に検証する (4/5ページ)

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 科学的にもっとも支持されている説は、ロウソク効果だ。犠牲者の体がロウソクのような状態になって燃えたというもの。

 ロウソクは、中央の芯が燃えやすい脂肪酸でできたロウで覆われている。芯に火がつくと、脂肪分の多いロウを燃料として燃え続ける。

 この場合、人間の体脂肪が可燃性物質、つまりロウで、犠牲者の衣服や髪が芯にあたる。例えば、タバコの火が衣服についたとすると、皮膚の表面が焦げて、皮下の脂肪が露出する。

 熱で脂肪が溶けて衣服に吸収されると、ロウのような役目を果たして、芯が燃え続けることになる。燃料になるものがそこにある限り、火は燃え続ける。

 この説を支持する者は、犠牲者の体が燃えているのに、まわりのものがほとんど燃えない理由の説明にもなるといっている。

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ロウソク効果説の3つの段階 image by:arzbmad16 / Slideshare

・その他科学的仮説

 生物学教授のブライアン・J・フォードは、人体自然発火の原因は多量のアセトンではないかという。

人はなんらかの病気になると、体内に自然にアセトンが増えることがある。アセトンは非常に燃えやすい化学物質だ。アセトンに浸した豚肉に火をつけてみると、焼夷弾のように爆発的に燃えあがるという。

ほかの多くの疾病と同様、アルコール中毒がこのアセトンの生成を引き起こした可能性がある。
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