なぜいくつかの記憶は映画のように見えるのか?頭の中で時を刻む時間細胞が発見される(米研究) (2/3ページ)

カラパイア

だがこのほど、それが人間の脳にもあることが明らかになったとのだ。

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Pixabay

・時系列を記録する神経細胞を発見

 アメリカ・テキサス大学サウスウェスタン医療センターのブラッドレイ・レーガ博士らが行ったのはこんな実験だ。

 対象となったのは、重度のてんかんで外科手術が予定されていた患者27名。彼らは手術の事前準備として、「海馬」をはじめとする脳内の移動・記憶・時間認識に関連する部位に電極が設置されていた。

 そんな彼らに、30秒の間、画面に連続して表示される12~15単語を記憶してもらい、休憩を挟んだのちにそれを思い出してもらうのだ。またこの間、電極を通じて参加者の個々の神経細胞の活動がモニタリングされた。

 すると単語が連続して表示されている間だけ発火するいくつかの神経細胞が発見された。

 「発見された時間細胞は、およそ30秒の枠の中で、時間の区分をマークしています」と、レーガ博士は「npr」で解説している。こうしたタイムスタンプは、単語をどの順序で見たのか思い出す手助けをしているのだという。

 海馬に損傷を負うと、物事の順番を思い出せないという奇妙な記憶障害を発症することがある。

 かつて、カリフォルニア大学構内でツアーを行い、そのときの出来事を思い出してもらうという実験が行われたことがある。

 参加者のほとんどは、自転車を停めたことや噴水の水を飲んだことなど、ツアーの内容をほぼすべて覚えていた。

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