現地在住の投資家が明かす「フィリピン投資」の実態 その魅力はどこにある? (2/5ページ)

新刊JP

子どもにも十分な教育を受けさせられることができるのではないかと言われて。ただ、一つ条件がありました。それは、僕のステータスでは先進国の駐在員は難しいということです。私は、アメリカ留学していたとはいえ、ただの語学学校。アメリカの大学で学んだ経験はないですし、当時勤めていた外資系企業も国内営業担当で、海外でのビジネス経験はなかったからです。

そこで転職会社から、紹介されたのが、フィリピンでした。実は私自身、学生の頃にたまたま、フィリピンにボランティアとしてニワトリ小屋を作りに行ったことがありまして、このときにフィリピンという国に惚れたんですよね。いつか戻りたいとは思ってましたが、ここで初めてフィリピンで働くという選択肢が生まれました。

――フィリピンはもともと馴染みの国だったわけですね。

町田:はい。当時のフィリピンには高層ビルもほとんどないし、治安もかなり悪かったけれど、すごく人が明るくて面白い国だという印象があったんです。あとはとにかく物価が安い!東京で生活していた当時は、子供の教育資金をためようと、缶ビールを発泡酒に変えるとか、節約することに尽力してましたが、フィリピンのビールは、当時、1本50円!発泡酒に変えなくてもビールそのものも安いんです。物価が安いから、同じ時間働いても、手の故地が違う。フィリピンに住むことができれば、今のお金に苦しむ生活から抜け出せるかもしれない、これが自分の生活を豊かにするための答えなんだと思いました。

また、海外駐在っていわゆる出世コースになるので、給料の上がりも早いし、サラリーマンでもハウスキーパー付き、ドライバー付き待遇なんです。さらに、家はプール付き。ジムもある。これなら独立起業のようなリスクをとらなても、サラリーマンのままリッチな社長のような待遇の生活ができる!!と考えたわけです。それで駐在員の選考を受け、フィリピンに駐在できる会社に転職をしました。

――その時は投資にはまだ出会ってなかったんですか?

町田:そうですね。投資の「と」の字もなかったです。投資に触れたのは、その後ですね。

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