源義経との恋を引き裂かれた悲劇のヒロイン・静御前。その職業「白拍子」とは? (3/4ページ)

Japaaan

エピローグ

吉野山 峰の白雪 ふみわけて
入りにし人の 跡ぞ恋しき

【意訳】吉野山に積もる雪を踏み分けながら行ってしまった彼を追って行きたい……。

義経(判官)と静の別れ。月岡芳年「芳野静判官別離図」より。

さて、冒頭の静御前に話を戻すと、謀叛人を慕う唄で宴席は白けてしまい、頼朝公はカンカンです。

「おのれ、我が面と向かって謀叛人を慕うとは、その方も一味として処断してくれようぞ!」

「元より覚悟……かくなる上は、先に九郎(義経)様をお待ちしとうございまする」

「よぅ吐(ぬ)かした、覚悟せぃ!」

さぁ叩っ斬られるぞ……誰もがそう思ったところへ、割って入ったのは頼朝公の正室・北条政子(ほうじょう まさこ)。

「お待ち下され……静どのの想いは貞女(貞節な女性)の鑑(かがみ)。

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