平安時代の海賊王!日本を揺るがす大反乱を起こした大海賊・藤原純友の野望 (4/8ページ)

Japaaan

もちろん、感謝の『気持ち』を忘れるなよ?」

……とまぁそんな具合に、富める者からは奪う一方、貧しい者に分け与え……たのかは定かではありませんが、とにかく海賊稼業に勤しんでいたある日、備前国(現:岡山県東部)を縄張りとしていた藤原文元(ふじわらの ふみもと)から使者がやって来ます。

この文元、かねて備前の国司を望んでいましたが、叶わず藤原子高(ふじわらの さねたか。同族かは不詳)にお株を奪われ、不遇の日々を過ごしていました。

で、その文元からの用件は「一緒に挙兵しねぇか」とのこと。国司の館を襲撃しようと言うのです。

「海賊王に、俺はなる!」朝廷に叛旗をひるがえした純友

これまで、ケチな海賊稼業に手を染めて、追捕の役人が来たら逃げたり賄賂で懐柔したりしていた純友ですが、もし国司に手を出せば、それは紛れもなく朝廷に対する叛逆であり、もう後には退けなくなります。

「……そんな事をしたら、流石に朝廷も黙っていないぞ?」

「そンなこたぁ百も承知さ。でもな、考えてもみろよ。このままセコセコと稼いで、役人連中に賄賂を貢いで……結局、小役人だったころと一緒じゃないか?」

「まぁ……そうだな」

「人間、生まれたら一度は必ず死ぬんだ。同じ死ぬなら、小役人としてよりも、朝廷に叛旗を翻した大悪人として……そうとも、海賊王になろうじゃないか!」

「海賊王か……」

「そうさ。一度きりの人生だ。上手く行けば王になれるか、あるいは朝廷から招安(しょうあん)の話があるかも知れない。やってみる価値はあるだろう?」

招安とは、鎮圧しきれない賊徒に対して朝廷が「官位や褒美などやるから、大人しくしてくれ」というもので、お隣の中国大陸などでは、強大な賊徒がそれで立身出世を果たした例が多くあります。

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