公安が強制捜査!「沖縄独立」を企てる“北朝鮮工作員”の正体【全文公開】 (4/4ページ)
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「調査官の中に北のエージェントとされる人物がいるとなると、そもそも検定が公正なものであったのかどうかは疑わしいが、それ以上に問題なのは、この工作の背後に中国がいるとみられることだ。今回の検定で認められた部分を見れば、自明だろう。もちろん慰安婦問題などは北朝鮮にも関係があるものの、それ以外の比重が大きい。北朝鮮は、日本の戦争犯罪を喧伝することに重点を置いて中国と連携している。目的は、それによって武力行使を牽制することにある。一見、遠回りのように見える工作だが、実は効果的な思想教育だ。これを契機に厭戦的な世論が維持され、さらに次世代にも引き継がれていくことのメリットは大きい。虐殺などの惨事は、世論を平和主義へといざなう。中国はそうした骨抜きを狙っている」
今回のAに対する強制捜査には、こうした背景もあったとみられるが、情報工作自体を立件する法律が日本にはない。それゆえ、公安当局は「もどかしいかぎりだ」と漏らすばかりである。
Aに事の概要を伝えて取材を申し込むと、
「事実誤認がはなはだしく、お応えできかねます。この件に関しては弁護士に一任していますので、そちらに聞いてください」
としたものの、弁護士に連絡すると、「コメントは控えます」とのことであった。Bもこれまで取材に応じず、何ら明らかにしていない。
中国・北朝鮮連合と対峙する公安。スパイを対象とした法律がない現下、公安の苦闘をよそに、工作員たちの暗躍は続く。
(ジャーナリスト・時任兼作)
※「週刊アサヒ芸能」12月17日号より