今、変わりつつあるお墓の形。どんなお墓が求められている? (1/4ページ)

新刊JP

『令和時代のお墓入門』(幻冬舎刊)
『令和時代のお墓入門』(幻冬舎刊)

生前整理や相続、エンディングノート、お葬式など、自分の人生をどのように締めくくるかを考える「終活」の中で、重要なのにあまりフォーカスされないのが「お墓」だろう。

「お墓」というと先祖代々受け継がれ、これからも承継されていくものというイメージが強いが、家族観の変化や、移動が活発になったことから、今、新たなお墓の形が求められているという。

今回は新たなお墓の形として注目される永代供養墓について解説をしている『令和時代のお墓入門』(幻冬舎刊)の著者で株式会社エータイの樺山玄基さんに現代のお墓事情について語っていただいた。

(新刊JP編集部)

■今、変わりつつあるお墓の形。どういうお墓が求められているのか

――『令和時代のお墓入門』についてお話をうかがいます。まず、本書を執筆した経緯から教えてください。

樺山:私が代表を務めるエータイは永代供養墓を専門とした事業を10年以上行っていますが、この10年でもお墓の形、あり方といったものが大きく変化しています。そうした変化や、新しいお墓の形について書いている本がなかったので、お墓に対する啓発の意味も込めて執筆させていただきました。

「終活」という言葉が広く定着していますが、その中でお墓についてはあまりフォーカスされていません。お墓も終活で考えておくべきことの一つだと思いますので、その点についても知っておいていただきたいですね。

――おっしゃる通り、終活の中で相続や葬式などはよく出てきますが、お墓についての情報はあまり出てきません。なぜ終活においてお墓の話題はのぼりにくいのでしょうか?

樺山:お墓って建てるときにはお金がかかるものですが、金融資産ではないですし、人に売買できたりするものではないというのが理由の一つとしてあるのかなと思っています。それにお墓は霊園であったり、お寺に相談すれば解決するというイメージもあります。

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