「巨人の敗因は?セ・パ両リーグの“環境の違い”も」達川光男インタビュー (2/6ページ)

日刊大衆

私もキャッチャー出身者として2年間指導したけど、向上心があったし、勉強熱心だった。ノムさん(野村克也氏)の著書は全部読んでいたからね。ワシの著書は買ってもいないだろうけど(笑)。それが今や、日本一のキャッチャーだよ。

 ソフトバンクを4連覇に導き、史上最多5回目の正力松太郎賞を受賞した工藤監督は、もう名伯楽じゃないかな。

■常勝を義務づけられてきたが

――セ・リーグは、巨人が独走状態のまま優勝を果たしました。巨人もまた、長い間、常勝を義務づけられてきたチームですが……。

達川 常勝軍団には変わらないけど、原辰徳監督も第3次政権になって、だいぶ方向転換をしているよね。

 私が広島の選手だった頃、巨人戦といえば、いつもテレビの地上波で全国生中継をしていて、誰もが見ることができた。だから、巨人は負ける試合を見せられなかったし、全勝しなきゃいけないというぐらいの気構えだったと思う。いわば“昭和の野球”というのかな。実際、長嶋茂雄監督、藤田元司監督、王監督が率いる巨人と対戦すると、ひしひしと、その強い思いが伝わってきたよ。

 ところが、平成の途中から地上波の中継が減っていって、令和の今、ほとんどなくなってしまったよね。そうした中、原監督は“令和の野球”をするようになった。全勝を目指すわけではなく、最終的に他の5球団よりも1つ多く勝って優勝すればいいという、ある意味、メジャー流の合理的な考え方に変わったような気がするね。捨てゲームといったら失礼だけど、先を見据えて、選手に無理をさせない柔軟な采配をすることもある。

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