「巨人の敗因は?セ・パ両リーグの“環境の違い”も」達川光男インタビュー (6/6ページ)
――実力格差を埋める方法の一つとして、「セ・リーグもDH制を導入すべき」という声も多いです。特に原監督は、19年の日本シリーズ敗退以降、公の場で提唱し続けていますよね?
達川 確かに、原監督の考えにも一理あるよ。ピッチャーは自分の打順は関係ないから、ピッチングに専念できるし、より長いイニングを投げられる。相手の打順も野手が9人並ぶことで、常に全力投球が求められる。野手で言えば、スタメンから、1人多く出場機会を与えて経験を積ませることができるのも利点だね。つまり、ピッチャーも野DH制導入を提言している原監督手も鍛えられるから、セ・リーグ全体の底上げになるということだよね。
しかし、DH制にしたからといって、すぐにパ・リーグに追いつけるとは思わないけど、実力が拮抗すれば、日本シリーズや交流戦でも見応えのある試合が増えるのは間違いない。そうしたら、今まで以上にファンも喜んで、球場に足を運んでくれるようになるし、90年近く続いてきたプロ野球の発展にもつながっていくだろうね。
――プロ野球の未来まで語ってくれた達川氏。来シーズンも選手たちの熱い戦いを期待したい。
●たつかわ・みつお 1955年7月13日生まれ 広島県出身右投右打選手通算成績 1334試合 打率.246安打895 本塁打51 打358