地球史上最大のサメ「メガロドン」は母親の胎内で熾烈な生存競争を繰り広げていた可能性 (1/3ページ)
メガロドンの秘密に迫る/iStock
今から2300万年~360万年前に海を支配していた「メガロドン」は、全長15メートルの巨大な体に、3.4メートルという大口を持っていた地球史上最大のサメだ。
しかし海の王者として生まれついたとしても、世界に君臨するためにはまず兄妹との熾烈な生存競争に勝たねばならなかったようだ。
『Historical Biology』(1月11日付)に掲載された研究によれば、メガロドンの稚魚は母親の体内でまだ孵化していない卵を食い、もしかしたらすでに生まれた兄妹すらも殺めて、ようやくこの世界に誕生できたと考えられるのだそうだ。
・メガロドンの脊椎から大きさを推測
サメの歯は、一生を通して抜けては生え変わるというサイクルを繰り返しており、生涯の総数は4万本にもなる。
それはメガロドンも同様であったらしく、海底で彼らの化石がたくさん発見されているのはそのおかげだ。
ところが骨格は骨ではなく軟骨でできているために、ほとんどが残らない。そのために今、メガロドンについて知られていることは、あくまで歯から推測されてきたことだ。

メガロドンの歯の化石/iStock
ただし数少ないながらも、歯以外の部分も見つかっている。それは脊椎だ。
アメリカ・デポール大学をはじめとする研究グループは今回、その脊椎に注目して太古の海の王者の実像に迫った。
サメが成長するとき、脊椎にちょうど木の年輪のような層のような痕跡が残る。そこで島田賢舟教授らは、同一の個体のものだと考えられている15個の脊椎を、X線マイクロCTで解析してみた。