科学の名のもとに。72匹の毒蛇と72時間一緒に過ごした爬虫類学者、ヘビは怒らせなければ襲ってこないを証明 (2/3ページ)

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・一度も噛まれることなく、72匹の蛇と72時間共に過ごす
1980年、カレイ氏は28歳となり、ハラシュトラ州プネー市にあるホテルで受付係をしていた。
その1年前、南アフリカ人のピーター・スナイマリスが1年前に24匹の毒蛇と50時間過ごすという世界記録を打ち立てた。
ヘビは怒らせなければ襲ってこないと確信していたカレイ氏は、この記録を打ち破るべく、地元の警察などの反対を押し切って、1980年1月20日、72匹の毒蛇がうじゃうじゃいるガラスの囲いの中に足を踏み入れた。
この試みのルールとして、ギネス側からは一日のうち30分は囲いの外に出てもいいということになっていたが、当時28歳の血気盛んな若者だったカイレ氏はこれを断り、72時間の間、一度も外に出なかった。

カイレ氏と72匹の毒蛇たち(タイコブラ27匹、ラッセルクサリヘビ24匹、インドコブラ9匹、マルオアマガサヘビ8匹、その他4匹)は、ガラスの囲いの中で3日間、72時間を共に過ごした。
ヘビがカイレ氏に興味を示して、膝の上に上がってきたりすると、そっと持ち上げて、優しく地面に戻さなくてはならなかったが、噛まれたことは一度もなかった。
72時間が過ぎ、ついにカイレ氏は新記録を打ち立て、その名をギネスに刻んだ。
カレイ氏の「ヘビは怒らせなければ襲ってこない」という仮説はここで証明された形となる。