コロナ陽性患者「自宅待機」の天国と地獄、同居家族が見た危険な兆候とは? (3/3ページ)

Asagei Biz

急変して意識を失ってから保健所が入院先を手配しても、すでに内臓へのダメージは大きく、救命率はグッと下がるからである。

 開業医が診察した結果、コロナ専門病院への入院手配や、疑い患者へのPCR検査依頼をすることもできる。保健師がルーティンで空きベッドを探すより、医師が地元のコロナ治療病院に連絡し、急変患者の搬送先を探す方が断然、早い。

 開業医は言う。

「知り合いの小児科クリニックの院長は、閉院を決めました。長年、大学病院に勤務していて院内感染予防や感染症にも詳しく、新型コロナの流行以降は、大人のコロナ疑い患者さんも診ていたのですが‥‥。地域の人達は先生の経歴を知らないですからね。ご本人は『子供を持つ親御さんが怖がって、小児科に寄り付かなくなってしまった。予防接種の件数も減った。病院にかかれず困っているコロナ疑いの発熱患者さんも、お子さんたちが帰った後なら診られるんだけどね』と寂しそうでした。開業医はコロナ患者を診ないかのように報じるマスコミの誤報は罪深いです」

 東京都医師会の尾﨑治夫会長も、

「医師会は何もやってこなかったと言われているが、大病院や診療所も含めて、やれることを精一杯やってきたつもり。民間、大学、国公立も協力して難局に立ち向かって行かないと。医師会が悪いといって分断する流れを作る方もいる」と断じている。

「今の新規感染者数は見かけ倒し。介護施設のクラスターやその濃厚接触者のPCR検査が主流で、ウイルスをバラ撒いている無症状の陽性患者を、保健所が全く追えていません。そして、それが変異株ということも。緊急事態宣言が解除された後に会食が増えれば、また感染者数は爆発的に増加します」(開業医)

 地獄へと叩き落とされないよう、緊急事態宣言が出ている間に、かかりつけ医を見つけておこう。

(看護師/医療ジャーナリスト・那須優子)

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