大晦日・お正月・節分・お盆をつらぬく日本文化の「根っこ」とは?【前編】 (3/5ページ)
「節分の豆まき」も大晦日とルーツは同じ
節分の豆まきと言えば、鬼のお面をつけた人に豆をぶつけたり、部屋に豆をまいたり歳の数だけそれを食べたり……というイベントが一番に思い浮かびますが、あれはもともとは大晦日の行事でした。そして、そのルーツは千年以上前の中国に求めることができます。
中国では、唐の時代以降に、四季の変わり目ごとに邪霊や悪鬼が災いをもたらすと信じられるようになりました。それを追い払う宗教儀礼が追儺(ついな)の儀式という形で日本に伝わりました。
これは、日本では文武天皇の頃から行われたようです。『続日本紀』には、706(慶雲3)年に疫病が流行して多くの百姓が亡くなったため、追儺の儀礼を行ったと記されているそうです。これ以降、宮廷では毎年大晦日に実施されるようになりました。こうした儀式の様子は『蜻蛉日記』にも記されています。
