総務省幹部らが高額接待で問題に 「飲みニケーション」は本当に効果がある? (1/2ページ)
菅義偉首相の長男・正剛氏が所属する放送関連会社「東北新社」が総務省幹部らに対して繰り返し高額な接待を行っていた問題で、11人への処分が決定。国家公務員倫理規定の適用外となる山田真貴子広報官は自主的に給与の10分の6を返納、会食費の約7万4千円も返金する運びとなった。
高額な接待は情報交換などを目的に行われたということだが、ちまたでも取引先との商談を進め、同僚との親睦を深めるためにこうした「飲みニケーション」が用いられることは少なくない。ところが、近年ではプライベートな時間を大切にする人が増えたことや、飲みの席でのパワハラ問題が取り沙汰されるなどする中で、仕事上の飲み会のイメージは悪くなりつつある。さらにコロナの影響もあって格段に機会が減った飲みニケーションだが、実際に効果は期待できるのだろうか。
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まず、「飲み」に欠かせないアルコールには、「判断力が低下する」「理性のコントロールが難しくなる」「開放的になる」「気分を高揚させる」といった作用があり、これらによって本音を口にしやすくなったり、コミュニケーションを円滑にする効果がある。「ただ親睦を深めるのが目的なら別に飲みの場である必要はないのでは?」という意見もあるが、アルコールは手っ取り早く他人と心理的距離を縮めることができるという点で重宝されている。
例えば、同僚や上司との飲み会の際には、人間関係の悩みや業務上の問題などについて相談しやすい状況が生まれるため、1人で抱え込むよりもストレスが軽減し、問題の解消につながることもある。これによってため込みがちなストレスが軽減・解消されるだけでなく、日常的な心理的距離も縮めることができ、仕事上での意思疎通が図りやすくなる。こうした良い循環の中で、個人個人のモチベーションがアップし、生産性の向上が期待できる。