勝てば何でもありじゃない!源義経の命令で射殺された黒革縅(くろかわおどし)の鎧武者 (1/5ページ)

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勝てば何でもありじゃない!源義経の命令で射殺された黒革縅(くろかわおどし)の鎧武者

……与一目をふさいで南無八幡大菩薩別しては我国の神明日光権現宇都宮那須温泉大明神願はくはあの扇の真中射させて賜ばせ給へ……

【意訳】
与一が目を閉じて念じるには「南無八幡大菩薩、そして我が故郷の神々よ、どうかあの扇の真ん中を射止めさせたまえ……」

※『平家物語』より。以下同じ

時は平安末期「源平合戦」のハイライトとして有名な「扇の的」。弓の達人として知られた那須与一(なすの よいち)が源氏方の大将・源義経(みなもとの よしつね)に命じられ、平家方の船に掲げられた扇を射止めようとするシーンです。

扇の的を見事に射抜き、大役を果たした那須与一。楊洲周延「那須与一」

形勢不利な平家方の挑発に応じて、矢は見事に扇の要(かなめ)へ命中。弓馬に秀でた坂東武者の面目を大いに施します。

神がかった与一の妙技に源平両軍から歓声が上がる中、その事件は起きたのでした……。

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