日本画でお花見!桜は一瞬だから名残惜しい、思わず見とれる桜の名画を紹介 (3/6ページ)
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悲恋の物語!《清姫》より「入相桜」小林古径
《清姫》のうち「入相桜」小林古径 1930(昭和5)年 山種美術館蔵
《清姫》のうち「入相桜」小林古径 1930(昭和5)年 山種美術館蔵
作者は小林古径(こばやし こけい)[1883-1957]。
「吉野」を描いた奥村土牛の師匠でもありました。
世界遺産・熊野古道に平安時代から伝わる「安珍清姫伝説(あんちんきよひめでんせつ)」を題材に描いた日本画です。現代でも歌舞伎や能では「道成寺伝説」として演じられています。
バックストーリーを知ってから見ると、絵に対する印象も変わるかもしれません。
せっかくなので、安珍清姫伝説がどんな話なのかもざっと紹介しますね。
安珍清姫伝説は奥州のイケメン僧、安珍が熊野詣の途中、で牟婁郡真砂(むろごおりまなご)の宿に泊まったことから始まります。
そこの娘・清姫は安珍を見て一目惚れ、しつこく安珍に迫り、困り果てた安珍はその場しのぎで「熊野詣での帰りにまた立ち寄る」と告げたものの、参拝後は清姫に会わずに帰ってしまいました。
安珍の言葉は嘘だったと気付いた清姫は、怒りのあまり人から大蛇へと姿を変えて安珍を追いかけます。