日本画でお花見!桜は一瞬だから名残惜しい、思わず見とれる桜の名画を紹介 (5/6ページ)
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桜
《小雨ふる吉野》菊池芳文
《小雨ふる吉野》菊池芳文 左隻 1914 (大正3)年 東京国立近代美術館蔵
《小雨ふる吉野》菊池芳文 右隻 1914 (大正3)年 東京国立近代美術館蔵
《小雨ふる吉野》菊池芳文 左隻 1914 (大正3)年 東京国立近代美術館蔵
《小雨ふる吉野》菊池芳文 右隻 1914 (大正3)年 東京国立近代美術館蔵
こちらも桜の名所・吉野を描いた作品ですが、屏風絵となっています。
菊池芳文(きくち ほうぶん)[1862-1918]は、花鳥画や桜の名手として知られています。
まずめに飛び込んでくるのは左隻いっぱいに広がる満開の桜、ゆっくりと遠くの桜に目線を移していくと、右隻の霞がかったような遠い桜と、春の小雨特有のしっとりした空気感を感じられます。
桜の名所で知られる吉野ですが、実はそれだけではありません。
「歌書よりも軍書に悲し吉野山」これは芭蕉の門弟・支考が詠んだ句です。
現代語に訳すと、「吉野の自然や桜の美しさを詠んだ歌もたくさんあるけれど、それよりも戦いで多くの人々がこの吉野山で悲しい思いをした」という意味になります。