「御用だ!」使いこなせば奥が深い?時代劇で岡っ引きが持っている十手の歴史 (1/4ページ)

Japaaan

「御用だ!」使いこなせば奥が深い?時代劇で岡っ引きが持っている十手の歴史

「御用だ!」「御用だ!」……時代劇で岡っ引きが提灯と共に手にしている十手(じって)。把手のついた短い棒の横から、鉤(かぎ)が生えた特徴的な形をしています。

子供のころ、テレビを観ていた祖父に「十手って、どうして十手って言うの?」と聞いたところ、「十の使い分けが出来るからだ」と言うことでした。

「御用だ!」「御用だ!」右の男が持っているのが十手(イメージ)。

具体的には(1)打つ(2)突く(3)払う(4)鉤で絡めとる(5)刀を折る(6)隙間などにさし込む(7)こじる、こじ開ける(8)犯人を投げ飛ばす(9)犯人を押さえつける(10)犯人の関節を極(き)める……だそうですが、各流派によって諸説ありそうです。

シンプルがゆえに使いこなせば奥が深そうな十手……そこで今回は、十手の歴史について紹介したいと思います。

極めれば奥の深い十手。でも捕り物の現場では……?

十手の起源は刃引(はびき。刃を引いた=刃をつけない刀状の打撃武器)と考えられており、その鍔(つば)が鉤に変形して「兜割(かぶとわり)」に進化。

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