これぞ本物の「映え」、京都悠洛ホテル Mギャラリーの「54TH STATION GRILL」で味わう食の旅 (5/7ページ)
国内の高級ホテルの料理長を歴任してきた西村シェフが腕をふるう「54TH STATION GRILL」のお料理は、フレンチでありながらバターや生クリームを多用せず、素材を生かした上品であっさりとした味つけが特徴です。
この魚料理も、さっぱりとしたやさしい味わいの金目鯛と、適度に塩気をきかせた九条葱の風味豊かなハーモニーが魅力的。さらに、はっさくの実がプチプチの食感や爽やかさを、脇に添えられた根セロリのピュレがまろやかさをプラスしていて、一皿でさまざまな風味や食感が味わえます。
この日の肉料理は、「京都鴨肉 蜂蜜 胡桃 さくらんぼ」。
魚料理同様、3種類のコンディメントで飾り付けをすると、なかなかにアートな一皿に。
もっちりした弾力のある鴨肉と、甘ずっぱいさくらんぼや濃厚な蜂蜜が混然一体となって、これまでに体験したことのない世界が広がります。
意外に感じましたが、鴨肉とフルーツの組み合わせは、フレンチの世界では定番だそう。
西村シェフは、同じメニューであっても、盛り付けを含めて作り方や出し方を毎日少しずつ変えているといいます。そういう意味で、「54TH STATION GRILL」で出されるお料理のすべてが「今この瞬間」にしかないのです。