10の魅力的才能を持つサヴァン症候群の人々 (2/8ページ)
彼は"いくら詩を書いても書きたいという衝動がおさまらない。ドラッグみたいなもんだ。"と語る。
だがマクヒューに韻を踏ませていたその衝動は、まもなく彼をさらに奇妙な行動に駆り立てた。その後の数年間、マクヒューは睡眠以外の全ての時間を絵を描くことに費やすようになってしまった。彼は最長で一日に19時間も目の前のあらゆる平面に絵を描いた。キャンバスが尽きると、自宅の壁や天井、床にも描いた。マクヒューを調べた神経科学者は、想像を司る部分である前頭葉が、脳出血で血だらけになったことで、制御スイッチが働かず、アクセル全開のままになっているのではと推測した。マクヒューはその心の風景を、"永遠に続く、果てしない回廊"と説明している。彼はその風景の一瞬をとらえつつ描いているのだ。
・9.アロンゾ・クレモンズ
アロンゾは子供の時に外傷性脳障害を負い、生涯にわたって学習障害を患うことになった。推定で知能指数は40と判断され、ほとんど話すことができないアロンゾは前向きな人生を望むことはできなかった。だがそれは彫刻を始めるまでの話だ。彼は子ども時代、教室の隅で粘土をこね、小さな動物を作っていた。教師が粘土を取り上げると、校舎の周りにある舗装から柔らかいタールを持ち出してこね始め、夜には自分の部屋で彫刻に励んでいた。
現在アロンゾは世界でトップクラスの彫刻家の1人として名を連ねている。彼は驚くほどリアルな動物の彫刻を作り出す。