10の魅力的才能を持つサヴァン症候群の人々 (3/8ページ)
彼の作品の多くは馬やアンテロープ、牛などで、たった数秒間そのイメージを見ただけで作ることができる。
母親によると、彼は動物が登場するテレビ番組を観て、ものの30分でその動物の完全な作品を仕上げるそうだ。靴紐を結んだり、自分で食事をすることもままならないのに、なぜか彼は見たものの形をしっかりと把握し、その両手は完璧にそれらのイメージを再現できる。その方法をアロンゾに質問しても、彼はただ笑って自分の頭を指差すだけなのだ。
・8.ジェームス・ヘンリー・ピューレン
"アールズウッド療養所の天才"と称されたジェームス・ピューレンは1800年代の後半を英国で過ごし、15歳の時に療養所に入れられた。生まれつき精神疾患があった彼は、7歳になって"おかあさん"という単語の発音を習得するまでは耳が聞こえず、口もきけないと思われていた。彼は読み書きを学ぶことは決してなかったが、木彫りに素晴らしい才能を発揮し、とりわけ船の作品が素晴らしかった。
彼の作品のうちもっとも有名なのはイギリスの蒸気船グレート・イースタン号のレプリカで、その神業は船体に使われた5,585個のリベットや、船内のすべての家具(しかも彼は手彫りするのだ)といった細部にまで及んでいる。ピューレンはアールズウッドで60年の人生すべてを彫刻に費やしたという。