「味が濃くて、脂っこくて、くどい...」 ←この不快感を一言で表現できる便利な方言 (1/3ページ)
日本各地に存在する「標準語ではうまく説明できない方言」や「意味が限定的すぎる方言」。
地元であれば一言で意味が通じるのに、いざ標準語にしようとするとどう説明していいか分からない。
何とか言い換えても、細かなニュアンスが上手に伝わらず、もどかしい思いをしている地方民も多いとか。
Jタウンネットでは、そんな方言の情報を募集している。
今回は全国から届いている投稿メールの中から、「むつごい」という方言を紹介する。
胃もたれする感じ?香川県の40代女性から、編集部にこんなメールが届いた。
「『むつごい』という讃岐の言葉をご紹介します。味の表現の一種で、濃い(というより強めの)味付けであるだけでなく、脂っこさやしつこさもあるという味です。例えば『ケンタッキーのポテトはマックのポテトに比べ、むつごい』とか言ってました。まさか方言だと思っていませんでした。なので県外の大学に出て、香川県民判別踏み絵のような使い方もしてました。会話の中にサラッと『むつごい』を入れて、相手が正しく意味を理解してそのまま会話が進めば、その人は、例え上手に標準語を習得していても、香川県民だということです」
味が濃いだけではなく脂っこさやしつこさもある味、なんとなくイメージはつくけれど一言で表そうと思ったことはない。標準語で例えるのならば「くどい」に近いのだろうか。
この言葉について調べてみると「日本方言辞典(小学館、ジャパンナレッジ版)」には「むつこい」として掲載されていた。
「味が濃厚だ。脂っこい。しつこい」
といった意味で、山形県米沢市、山口県大島、徳島県、香川県小豆島、愛媛県、高知県で使用されているとある。また、投稿があった濁った音の「むつごい」は、同様の意味で、香川県をはじめ、徳島県、山形県、新潟県佐渡で使用されているとあった。