ピタゴラスが隠れ住んでいたと伝えられているサモス島の洞窟(ギリシャ) (2/5ページ)
とにかく、ピタゴラスと彼が設立した流派が、のちのプラトンやアリストテレスの仕事に重要な影響を与えたことは確かだ。
ピタゴラスの像 credit:Unknown Author / Public Domain
それほどの重要性がありながら、現代の資料からはピタゴラスについての情報はほとんどない。この哲学者の生涯の断片が最初に出てくるのは、紀元前4世紀のことで、彼の死からおよそ1世紀半もたってからだ。
若い頃のピタゴラスは、エジプトやバビロンを旅したと言われていて、これが彼の教えの神秘的な要素の説明になるかもしれない。
彼が本当にこうした外国の地を旅したかどうかはともかく、最終的にサモス島に腰を据えて教え始めた。人生のこの時点で、ピタゴラスは人間社会から距離をおいて、この洞窟で暮らす決断をしたと言われている。