ピタゴラスが隠れ住んでいたと伝えられているサモス島の洞窟(ギリシャ) (1/5ページ)

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エーゲ海に浮かぶギリシャ領サモス島には有名な洞窟がある。ケルキス山の中腹あたりにあるそれは、あの有名な古代ギリシャの哲学者であり数学者のピタゴラスにちなんで「ピタゴラスの洞窟」と言われている。
その理由は、彼が一時期ここに隠れ住んでいたと伝えられているからだが、これを裏づける確たる証拠はない。それでもこのピタゴラスの洞窟は人気の観光地となっており、サモス島の主要な見どころのひとつだ。
・謎多きピタゴラスの人生
ピタゴラスの洞窟は、サモス島西部ケルキス山の中腹にある。ケルキス山は死火山で、東エーゲ海で二番目に高い山だ。
ピタゴラスの洞窟は、隣り合ったふたつの部分に分かれた洞窟で、大きなほうはピタゴラスが教えを説く場として使われ、小さなほうを自分の居住区にしていたという。小さなほうは床もフラットで、生活するには適している。
168. Samos - Pythagoras Cave Drone - April 2016
ピタゴラスは、紀元前570頃にサモス島で生まれた。ピタゴラスの定理で有名な人物だが、この説を唱えたのは彼ではない可能性がある。ピタゴラス派が唱えたものが、のちに創始者のものとされたのではないかと推測されている。
それでも、西洋の思想や哲学の発展にさまざまな貢献をしたことは確かだ。