余命わずか、最期にもう一度競馬を見たい。男性の願いがついに叶う時(オーストラリア) (2/3ページ)
その日は、15日にわたる祭典がちょうど開幕した初日で、オーストラリアでは最高峰と言われるメルボルンカップや海外レースで優勝経験があり、世界の舞台で活躍するクレイグ・ウィリアムズ騎手(43歳)が出場していた。
そのレースを担架に横たわりながら見守っていたのは、ナイジェル・レイサムさん(58歳)だ。競馬愛好家の彼は以前この競走馬の共同所有者だったそうだ。
しかし重い病を患ったレイサムさんは王立アデレード病院に入院。余命宣告を告げられ、自宅で最期を迎える為、病院から自宅へと移るところだった。
その途中で、救急救命士のベック・サンダースさんと同僚のローラさんは、レイサムさんに「最期に行きたいところはありますか?」と尋ねた。
するとレイサムさんは「病院のテレビで競馬を見ていたことがあったから、競馬場に行ってみたい」と答えたという。

image credit:7NEWS Sydney/Facebook
・競馬が見たい。レイサムさんの願いが叶う
レイサムさんの最期の望みを聞いた救急救命士2人は、すぐに競馬場へ連絡し許可を得ることに成功。特別な対応を受けることができた。
フィニッシュポストからわずか200メートルのところにあるレール上の最高のスポットで、妻のジュリーさん、そして救急救命士に見守られながら、レイサムさんは最期に大好きな競馬を鑑賞することが叶ったのだ。