脳と睾丸の組織は他のどの器官よりも良く似ていることが判明 (2/4ページ)

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・遺伝子も機能もよく似ている

 ただそれを構成するタンパク質が似ているというだけではない。研究者によれば、遺伝子もまたもっともよく似ているということなのだという。

 脳と睾丸には機能的に共通する部分がたくさんある。

 たとえば脳も精巣も非常にたくさんのエネルギーを消費する。片や思考を処理するために、片や日々数百万という大量の精子をつくり出すためにだ。

 そうしたエネルギーを供給するために、神経細胞には「グリア細胞」が、精巣には「セルトリ細胞」がある。どちらも「乳酸」をつくり出し、これがエネルギー源として使われている。

 またそうしたエネルギー消費量の多さゆえに、脳も精巣も酸化のストレスに弱い。そしてこの弱点を克服するために、似たような保護障壁が備わっている(脳は「血液脳関門」、精巣は「血液精巣隔壁」)。

 さらに、どちらも細胞内でつくり出された物質を外へと送り出す機能がある。これを「エキソサイトーシス(開口分泌)」といい、精細胞なら精子を放出するし、神経細胞なら神経伝達物質を放出する。
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