大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では誰が演じる?北条義時が熱愛した正室・姫の前 (6/8ページ)

Japaaan

この姫の前が我が意中なることは知っておるな」

「は」

「なればこそ、滅多な者に引き合わせとうはないが、他ならぬそなたがたって(の願い)とあらば、考えぬでもない」

「「……!」」

内心で義時はガッツポーズ、姫の前は落胆した様子が手に取るようにわかります。

「じゃが、これほどの美女を手放すのであるから、おいそれと捨ててしまうようでは仲介する我が沽券にもかかわる。よって『決して離縁せぬ』と起請文を進ぜよ」

離別を致すべからざるのむね、起請文を取りて行き向かふべきのよし

「ははあ、天地神明に誓って離縁致しませぬ……!」

姫の前を正室に迎えられるなら、起請文など何枚でも書いてやる……かくして建久3年(1192年)9月25日、義時は頼朝の仲介によって姫の前を正室に迎えたということです。

エピローグ・男たち女たちの駆け引きは続く

その後、姫の前は建久4年(1193年)に次男の北条朝時(ともとき)、建久9年(1198年)には三男の北条重時(しげとき)を授かり、末永く幸せに暮らした……と言いたいところですが、そうはなりませんでした。

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