娘よりも母親(私)がいいの?平城天皇を惑わせ謀叛を共謀した平安時代の悪女・藤原薬子 (5/7ページ)

Japaaan

準備に1年、3日で鎮圧

平安京を廃し、平城京に都を戻す!(要約)」

平城上皇の発せられた詔勅に、嵯峨天皇ら平安京のメンバーは驚きます。

「バカな!父帝(桓武天皇)が『平安京から都を移すな』と遺言されたのをお忘れか!」

そもそも、現職の天皇陛下を差しおいて遷都のように重大な詔勅を発するなど、同じ皇族と言えども謀叛とほとんど変わりありません。

「畏れながら、上皇陛下はあの女狐にたぶらかされておいでですな……」

今すぐにも止めさせたいところでしたが、平城京には勢力を蓄えた仲成の軍勢が控えており、真正面から力押しすれば、こちらも被害は甚大でしょう。

「そこで、ここはとりあえず詔勅に従ったフリをして布石を打ち、機を見て一気に鎮圧するのがよろしいでしょう」

という訳で、嵯峨天皇は平城京の造営使(都市整備の担当官)として坂上田村麻呂(さかのうえの たむらまろ)らを派遣。その一方で、平城京からは仲成を招待してねんごろにもてなします。

武人として名を馳せた坂上田村麻呂。彼を味方に引き入れれば心強い。菊池容斎『前賢故実』

(フフフ、我らに恐れをなしておるな……)

妹・薬子が上皇陛下の寵愛を受けている限り、平安京の連中も我らには手を出せまい……古来「憎まれっ子世に憚る」とはよく言ったもので、仲成の得意顔が目に浮かぶようです。

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