刀を差すのは禁止!明治時代の「廃刀令」は効力を失わず、実は昭和時代まで続いていた (4/6ページ)

Japaaan

山県有朋。Wikipediaより

「近代的な軍隊が創設され、全国あまねく警察制度が整備されたため、個人単位の護身は不要である。いつまでも武士気取りで刀なんて差していると気持ちも殺伐としてしまうため、今後は原則として帯刀を禁止すべし(大意)」

山県有朋(やまがた ありとも)の建議によって発せられた布告は「大礼服(最上級の礼服)を着用する時や、軍人や警察が職務に臨む時を除き、刀を差すことを禁じる」もので、脇差すらも認められませんでした。

「「「ふざけるな!」」」

士族たちはもちろんのこと、旅の護身や冠婚葬祭などの正装として脇差を差す習慣のあった庶民も廃刀令に反発。まだ時期尚早だったか?……と思った政府当局は、こんな抜け道を用意します。

「いや、あくまで禁じているのは帯刀であって、所持(持ち歩くこと)や所有(自分の財産として家などに置いておくこと)まで禁じてはおらぬ……」

つまり「腰に差すのはダメだけど、手に持ち歩いたり肩に担いだりするのはOK」ということで、それじゃ意味がないのでは?と思ってしまいますが、とにかく武士っぽくない状態を定着させられれば、その内みんな面倒になって持たなくなると読んだのでしょう。

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