脳とコンピューターをつなぐ技術で本物のサイボーグが誕生する近未来。脳が覗き見され、格差が広まると研究者が警鐘を鳴らす (2/3ページ)

カラパイア



 たとえば事故で体が不自由になってしまったとしても、BCIを介して義手や義足を操作することで、自由を取り戻せる。口がきけない人ならば、再び会話できるようになる。

 あるいはスーパーヒーローのように念じるだけで炎を噴射できるようにもなるかもしれない。

 だが、その体験は強力で、研究グループのライリー・グリーン氏によると、中にはこうした実験終了後に取り外しを拒否する人もいるのだという。
1
eBCIの動作に必要なステップを現した回路図。EEGセンサーが脳からの電気信号を取得し、それを処理して外部機器を制御する / image credit:Portillo-Lara et al.・BCIによってもたらされる懸念
企業に脳波データを覗き見されてしまう危険
 その一方で懸念すべきこともある。研究でまず指摘されているのは、BCIを開発した企業が、利用者の脳波データを利用できてしまうことだ。

 そうしたデータは個人のもっともプライベートな情報だ。それがあれば利用者の心の中身を覗き見し、好みや志向といったものも手にとるようにわかる。企業にとっては喉から手が出るほど欲しい情報だろう。

社会的格差の拡大
 さらに社会的格差の拡大にも言及されている。

 たとえばBCIが人間の認知能力を補強するようなものだった場合、それを利用できる人とできない人とでは、学校や仕事で大きな差がつくことだろう。
「脳とコンピューターをつなぐ技術で本物のサイボーグが誕生する近未来。脳が覗き見され、格差が広まると研究者が警鐘を鳴らす」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る