今日もまだ行われている10の奇妙な儀式 (3/8ページ)

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このレッド・エッグ・ゲームというのは、ちょっとドキドキもできる楽しいパーティゲームだ。

 キリストが十字架で流した血を象徴して、卵を赤く塗り、それらをバスケットの中に入れれば、ゲームの準備完了。

ルールは以下のとおり。

① プレイヤーはそれぞれ赤い卵をひとつづつ選び、対戦相手を指定する(たいていは隣に座っている人)

② ひとりが"クリストス・アネスティ"(キリストはよみがえった)と唱え、もうひとりが"アリソス・アネスティ"(本当に、彼はよみがえった)と応える

③ "クリストス・アネスティ"と言った人が、自分の持っている卵の端を相手の卵の端に軽くぶつける(相手の卵を割るのが目的)

④ 相手の卵の端が割れたら、勝者は同じ卵の端を使って、相手の卵のもう一方の端を割ろうとする

⑤ まだ割れていない卵を持っている勝者は、べつの相手に挑戦し、最終的に割れていない卵を持っている人がひとりになるまでゲームを続ける

⑥ 全員の卵を割った最後のひとりが勝者となり、その年は幸運に恵まれるという
 けっこう神経を磨り減らすゲームかも。

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・7. 赤ん坊投げ:インド
 高さ9メートルの屋根から幼い赤ん坊を投げ落とすのは、その子に幸運を呼び込むためと考えられている。インドのカルナタカ州やマハラシュタル州の一部では、今でも一般的な儀式だ。

 ソラプールの町では、この儀式はイスラム寺院バーバ・ウメル・ダルガのてっぺんから行われる。

 子どもは、地上15メートルの高さから投げ落とされ、下で広げられた布でキャッチされる。

 この伝統は、乳幼児の死が増えていることを聞いたイスラム神秘主義者スーフィーが、病気の子どもを投げ落とすことを提案したのが始まりとされるが、現在でも受け継がれている。
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