【にじいろの食育スクール開催レポート第3弾】栄養学博士&保育士による一般向け第3回webセミナーを開催:「妊娠中の栄養って大切なの?」 (3/9ページ)
これは本に付箋を貼るようなもので、貼ったり取ったりできます。このDNAスイッチによってDNAの働きのONとOFFを調節しています。さらに、多くの研究によってDNAスイッチのON/OFFの状態が、健康や病気に関係していることが分かってきました。したがいまして、先ほどの双子の片方だけが病気になったことは、DNAの使われ方の「差」(DNAスイッチのON/OFFが異なる)で説明できると考えられます。DNAスイッチは受精の瞬間から乳幼児期くらいまでが特に変化しやすい時期といわれています。
これらのことから、健康と病気のなりやすさは受精の瞬間から乳幼児期までの環境に影響すると考えられており、この概念をDOHaD(ドーハッド:Developmental Origins of Health and Disease)といいます。さらには、このDNAスイッチの変化はいろいろな環境の影響を受けることが分かってきました (図2)。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NjAxMCMyODExMTQjNjYwMTBfWHhhRE1mYmpRdC5wbmc.png ]
(2)栄養に関連するDOHaD研究
戦争によって妊娠中に飢餓状態であった妊娠中のお母さんから生まれた児は、出生体重が小さく、成人になった時生活習慣病の患者の割合が高かったことが分かりました。