岸田政権を誕生させた「三悪人」の野望(1)怒濤の「アベノフォン」攻撃 (3/3ページ)
歴史的惨敗後に石破氏が、
「総理は『私か、小沢代表の選択だ』と訴えたのに、有権者にどう説明するのか」
と、退陣を迫って以来、不倶戴天の敵となった。
麻生氏も同様で、09年の麻生政権末期に「麻生おろし」の旗を振ったのが石破氏。共通の仇敵の登場に麻生氏は、派内から河野氏が出馬しているにもかかわらず、岸田氏と河野氏を支持すると号令。完全な後ろ盾になることは拒否したのだ。
「あ・うん」の呼吸で安倍氏も動き出す。2人にとっては、河野氏さえ落とせば、勝つのは岸田氏でも高市氏でもよかった。こうして先輩や若手議員、派閥も関係なく怒濤の電話攻撃が開始される。
「第2次安倍政権の12年から国政選挙を戦ってきた上で、誰のところに何回選挙応援や遊説したのか、全部メモしてあります。リストの名前に片っ端から電話を掛けると『ぜひとも頼むよ。一緒に戦った仲間だ』とだけメッセージを伝えます。そして2回目の電話では『高市さんは2着になる』と具体的な内容を付け加える。この『2着になる』とは、決選投票になれば岸田陣営とタッグを組んで勝利し、新総裁になるから便乗したほうがいいという意味なんです」(自民党関係者)
永田町で「アベノフォン」と呼ばれ、スマホの着信画面に「安倍晋三」と名前が表示されると、議員たちは一様に震え上がったという。
*「週刊アサヒ芸能」10月14日号より。(2)につづく
【写真ギャラリー】大きなサイズで見る