「バスで泣く幼い私の肩を、後ろの男がトントン叩いた。助けてくれると思ったら、信じられない展開に...」(東京都・50代男性) (1/2ページ)
もしも、近くで幼い子供が泣いていたら、あなたはどうするだろうか。
近くに保護者もおらず、迷子の様子だったら......助けの手を差し伸べてあげたい、と思う人もきっと多いはずだ。

東京都在住の読者・Fさん(仮名、50代男性)は幼い頃、まさにそんな「迷子」になった。
初めて一人で、祖父母の家に行く大冒険。最寄り駅までは順調にやってきたが、その後で乗ったバスの窓から外を見ると、周りには知らない景色が広がっていた。
――違うバスに乗ってしまった。
そう気づいたFさんは、不安のあまりその場で泣き出してしまう。
しかも、助けを求めていた彼の前に現れたのは、あまりにも無情な人物で......。
FさんがJタウンネット編集部に教えてくれたその日の出来事を、一緒に振り返っていこう。
助けてもらえる――そう思った瞬間に...私が7歳か8歳くらいの頃、大都会の祖父母の家に、初めて一人でお出かけしたことがあります。まるで冒険するような気分でした。
最寄り駅まで母に送ってもらい、当時の特別快速に乗り込み、2つ目の駅へ。そして見覚えのある駅の改札を出て、循環バスに乗り込みました。
ところが、窓から見えるのは全く見覚えのない景色......違うバスに乗ってしまったことに気が付いたときには、動転してしまい、不安で不安でガタガタ震えだしてしまいました。

涙も止まらず、どうしたら良いかわからなくて、車内で声を出さないのが精いっぱい。
そのときです。後ろから、トントンと私の肩を叩く男性が。振り返った私は涙で顔がぐしゃぐしゃだったと思います。