ユネスコが世界初となるAI(人工知能)の倫理的使用に関するガイドラインを採択 (2/4ページ)

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・AIの倫理的使用に関するガイドライン
 倫理ガイドラインは、AIが社会にもたらす利益を実現し、それにともなうリスクを緩和することが目的だ。倫理とは社会生活で人の守るべき道理のことで、善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるものだ。

 対象とするのは、これまでユネスコが取り組んできた「人権」や「持続可能な開発目標(SDGs)」などをはじめとする幅広い分野で、たとえば次のようなものがある。
・データの保護
個人情報を扱う企業や政府は、現在でもその透明性や管理に注意を払い、個人を保護するよう求められているが、AIを使うならばよりいっそうの対応が必要になる。

たとえばガイドラインは、個人は自分の情報すべてにアクセスし、それを消去できるべきだと定める。また企業や政府は、個人が自分のデータを知り、管理する権利を強化するよう努めねばならない。

・監視や社会的スコアリングへの利用禁止
AIによる監視や格付けは、人権を侵害し、基本的な自由を妨げる恐れがある。そこで倫理ガイドラインでは、AIを利用した人々の監視や社会的スコアリングをはっきりと禁止している。

また、各国がこれに関する規制を具体的に策定する際は、最終的な責任を人間が負うようにせねばならないとしている。責任をAI任せにしてはならず、法人格を与えるべきでもないと、ガイドラインは強調する。

・環境の保護 
AIの強力なパワーは、温暖化をはじめとする環境問題との戦いおいて、重要なツールになると期待されている。それを使うことで、かえって環境が悪化するようなことがあってはならない。
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